タンミョンとは
日本では、幅の広い平たい春雨のことを指し、韓国製のものと、中国製のものがある。
韓国のタンミョンは、かつては緑豆澱粉を材料とするものが多かったようですが、近年ではさつまいも澱粉で作るのが主流です。緑豆澱粉で作る細く透明な中国の「粉絲」と比べると、韓国のタンミョンは灰色を帯びて太く硬く、モチモチとしたコシの強さが特徴です。
春雨とタンミョン/モランボン 薬念研究所
タンミョンはどこで買える?
各種オンラインストア、アジア食料品店、中国・韓国食料品店で購入可能。
オンラインストアでは以下の他にも、韓国製タンミョンはソウル市場オンラインストア、中国製タンミョンは亜州太陽市場オンラインストアからでも購入可能です。
[ottogi] 中国式18mm 幅広春雨
[友盛]東北大拉皮 20mm
[生友]東北大拉皮 20mm
タンミョンとは?>さらに詳しく。
韓国では、タンミョン(당면)=春雨の意。
そして韓国のタンミョン(당면・春雨)は、約3種類に分かれる。
韓国における、タンミョン(당면・春雨)の種類 (ottogiの商品名をもとに作成)
- 엿날당면 (訳: 昔ながらの春雨)
- 엿날낲작당면 (訳: 昔ながらの平たい春雨)
- 중국식넓은당면 (訳: 中国式広い春雨) ←日本でいうタンミョン
- 一番細い【엿날당면 (訳: 昔ながらの春雨)】は、チャプチェなどに刻んで、マンドゥやスンデの具材に。
- 少し幅がある【엿날낲작당면 (訳: 昔ながらの平たい春雨)】は、トッポギと甘辛く煮てみたり。
- 一番大きい【중국식넓은당면 (訳: 中国式広い春雨)】は、韓国では甘辛クリーミー(ロゼ)系の料理に使われることが多いようです。
タンミョンの歴史
日本統治時代初期である1910~1920年代に沙里院[サリウォン](黄海道)、平壌[ピョンヤン]、仁川[インチョン]などにタンミョン製造工場が建てられており、その頃から朝鮮半島でタンミョン製造が始まったものと思われます。山東省をはじめとする中国(清)から朝鮮半島への移住者が多かった当時、彼らのもたらした中国料理とともにタンミョン製造が普及していったことは想像に難くありません。(春雨とタンミョン/モランボン 薬念研究所 2024.10.08)
タンミョンを使ったレシピ
韓国風鶏肉とじゃがいもの濃厚甘辛煮-ロゼチムタク
「チムタク」とは鶏肉とじゃがいもの煮込み料理のことで、韓国ではこれに生クリームとコチュジャンを加えた“ロゼ”チムタクが登場。旨辛クリーミーな味わいになり若者を中心に流行。K-POPアイドルLE SSERAFIMの日本人メンバーKAZUHAさんも、韓国に来て1番おいしかったと語っています。
材料
鶏もも肉
1枚
塩
少々
じゃがいも
3個
タンミョン
100g
調味料
トマトソース
150g
生クリーム
200ml
牛乳
300ml
こしょう
少々
にんにく
4,5粒
コチュジャン
大さじ1
つくりかた
太めの春雨を水に10〜15分ほど浸し、戻しておく。
鍋に油をひき、にんにく、じゃがいも、鶏肉を炒める。塩、こしょうをふる。
鶏肉に火が入ったら、トマトソース、コチュジャンを入れ、さらに炒める。
ソースが全体に絡んだら、水で戻した春雨を加え炒める。
タンミョンにソースが絡んだら、生クリーム、牛乳を加え煮込む。水分が飛び、もったりしてきたら完成。
ロゼタンミョンカルボナーラ
プルプルもちもちなタンミョンと濃厚なロゼカルボナーナの組み合わせは最強です。
材料
タンミョン
100g
ベーコン
30g
玉ねぎ
1/2玉
チーズ
おこのみで
牛乳
350ml
カルボプルダックソース
or(トマトソースとコチュジャン)
大さじ2
(各大さじ1)
バター
20g
パセリ(あれば)
適量
つくりかた
タンミョンを水に浸して戻しておく
弱中火に熱したフライパンに油(バター)をひき、玉ねぎとベーコンを炒める
具材に火がとおったら、牛乳を入れひと煮立ちさせ、タンミョンとソースを加える
水気が飛んでもったりしてきたら、チーズを加えて混ぜ、最後にパセリをふって完成
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