へジャンクッ(해장국)とは?
ヘジャン(解腸)とは胃腸を癒すという意味。もともとはへチョン(解酲)といった。ヘジャンククは特定の料理名ではなく、二日酔い解消のためのスープの総称。スルクッともいう。
地域によってさまざまな汁物がへジャンククとして食べられている。ソウルではソンジへジャンクク(牛血の煮こごり汁)やプゴックク(干しスケソウダラ汁)、忠清道ではオルゲンイクク(カワニナ汁)、全州や釜山の海沿いではコンナムルクク(豆モヤシ汁)、光州ではピョダギへジャンクク (豚背骨肉煮込み)、釜山とその周辺ではポクメウンタン(フグの辛味汁)やポクチリ(フグちり)、慶尚南道ではジェチョプクク(シジミ汁)、慶尚北道や東海岸ではオジンオムルフエ(イカ刺身の冷やし汁)などがある。
(韓国料理用語辞典/鄭 銀淑 )
へジャンクッ(해장국)のおすすめレシピ
スンデのスープ−スンデクッ
カラカラになった身体に栄養満点のスープが染み渡る。レバーのようなスンデのひとクセある味に、ついついご飯が欲しくなるレシピ。
材料
スンデ
250g
にら
1/2束
長ねぎ
1/2本
コムタンスープ(牛骨スープの素でも可?)
300ml
唐辛子粉
大さじ2
おろしにんにく
大さじ1
青唐辛子(あれば)
1、2本
こしょう
少々
えごま粉(ごまでも可)
おこのみで
つくりかた
スンデを湯煎しておく
にら、ごま以外を全て一緒に中火で15分ほど煮込む
出来上がる直前ににらごまを入れて完成
[滋味]疲れた胃にやさしい豆もやしのクッパ− コンナムルクッパ
朝食やニ日酔いの日にさらさらと食べられるのに満足感たっぷりの豆もやしクッパ。あっさりとしたスープの中に魚貝やもやしから出た出汁で味わい深い一品。豆もやしをベースとして、好きな具材を入れてアレンジを楽しめます。
材料
ごはん
お茶碗1杯程度
豆もやし
1/2袋
長ねぎ(小口切り)
1/4本
キムチ(あらみじん)
少々
卵
1個
むきあさり(あれば)
少々
あみの塩辛(あれば)
大さじ1/2
調味料
白だし
大さじ1
カナリエキス
大さじ1/2
水
300ml
つくりかた
豆もやしはヒゲ根を取り除き、レンジで600w2分程度加熱しておく。
鍋にすべての具材・調味料を入れて煮込む。
卵がお好みの硬さになれば完成。
二日酔いにやさしい潮風味の卵蒸し-ケランチム
えびのダシがきいて、ほのかに潮の風味を感じる優しい味。卵とアミの塩辛を常備していれば、ぱぱっと簡単にできるので、酔い覚ましにもってこいです。また、コムタンを加えればコクがでて、ごはんがすすむ一品に。
材料
卵
4個
アミの塩辛
大さじ1
水
250ml
細ねぎ
少量
つくりかた
卵とアミの塩辛をよく混ぜ合わせる。
鍋に水を入れて沸騰したら、先ほどの卵液を投入(強火)
半熟になるまでかきまぜる(中火)
蓋をして火を消して余熱で1分ほど蒸す。ねぎやゴマをちらして完成。
干しダラのスープ− プゴクッ(북엇국)
プゴクッの材料
干したら
150g
大根
1/4本
卵
1個
長ねぎ
1本
だし汁
600ml
おろしにんにく
大さじ1/2
ごま油
適量
塩
少々
プゴクッのつくりかた
弱中火に熱した鍋にごま油をひき、おろしにんにくを入れ、香りがたってきたらたらの身、大根を入れる。
5分ほど炒めたらだし汁を加えて15分煮こむ。最後に塩を加えて味を整えつつ、ねぎ、溶き卵を加えて完成。
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