トマトの酸味・旨味、塩がひき出す甘味、バターのコク、それぞれが絶妙にマッチした一品。トマトバタアは、フードエッセイの名著「貧乏サヴァラン/森茉莉」に登場する、森茉莉さんのオリジナルレシピです。
トマト位、好きな野菜はない。トマトを牛酪を入れて煮て、御飯にかけるだけで、お菜はいらない。
「貧乏サヴァラン/森茉莉」 ちくま文庫
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材料
トマト(角切り)
２個
バター
20g
にんにく(スライス)
２かけ
塩
ひとつまみ
こしょう
少々
つくりかた
バターとにんにくを弱火にかける。
にんにくの香りがたってきたら、トマトと塩ひとつまみを投入。
トマトの汁が少なくなってきたら、こしょうと追いバターを入れて完成。
※トマトの酸味が強かったり、にんにくが強い場合、卵黄をおとすと食べやすいです。
森鴎外と食
本書によると、森茉莉の父親である森鴎外は、まんじゅうをのせたご飯に、煎茶をかけて食べることがあったとか。食への探究心は父親譲りなのかも。
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